私は翻訳の仕事をしていたことがありますが、翻訳の仕事の需要について気がついたことがいくつかあります。まず翻訳の需要は依然として英語が多く、英語が不可欠であると言うことです。中国語や他の新興国の国の言語が出来るということもプラスにはなりますが、それでも英語が出来る事が前提となっています。
このため、他の言語を学ぶよりも、まずは英語が出来るというのが最も大切なスキルだと感じました。外国語の翻訳は、常にやっていないと腕は鈍ると思います。いや、英会話ならば多少ブランクがあっても、そこまでのスキルダウンすることはないと思うのです。最初は、ブランクゆえに英会話も途切れがちであっても、英会話をしているうちに思い出してきたりもしますからね。
しかし外国語の翻訳、英語からの翻訳については、しばらくやっていないとスピードが遅くなりますね。英会話はフィーリングでなんとかなる部分も大きいのですが、英語の翻訳となりますとそれなりの正確さを必要とされるわけです。ですから、久しぶりに外国語の翻訳をするときは、スピードが遅くなったことをものすごく感じますね。
また、英語から日本語への翻訳速度もさることながら、日本語の組み立ても遅くなっていることを感じます。ですから、外国語の翻訳を仕事(時々のアルバイトでも)としようとしているのでしたら、海外ドラマを見るなり小説を読むなり、毎日多少は外国語に触れていないとまずいなーと思うわけです。中でも日英翻訳が出来る人材は重宝される傾向があります。
英日翻訳よりも単価なども高いので、日英翻訳が出来れば、フリーランスでもそこそこ稼げると思います。特に日英翻訳が出来て、特許翻訳など、専門的な翻訳が出来れば、翻訳だけでも収入をそこそこ得ることが出来るといえるでしょう。翻訳の仕事はたくさんありますが、なかでも産業翻訳の仕事がそのほとんどとなります。このため、翻訳以外でも、ビジネス英語に関する知識などもとても大切だと思います。