日本で生まれて日本で育った人が通訳になろうと思うと、かなりの勉強量がいると思います。何故なら、私が帰国子女との差を思い知ったからです。
もともと英語は得意でしたが、留学したいと思い、それも実行に移せました。ですが、やっぱりどうやっても帰国子女の英語力には勝てないのです。学校の成績が悪い子でも、帰国子女なら英語はペラペラ。語学は、幼少期に触れないとその脳が作られないと言います。そのタイムリミットは10歳前後だという話も聞きました。
もし私がこの状況で通訳になろうと思ったら、きっと今から並々ならぬ努力が必要でしょう。英会話スクールに通って検定試験に通る必要があります。海外での英語の感覚、そこの文化も知らなければなりません。でも、もう学生に戻って海外の高校生活を味わうなんてことはできず、それは知識を深めてもやはり想像になっていまいます。
帰国子女はこれをしながら育ったわけですから、通訳向きになるのは当り前です。初めから通訳としての最強のアドバンテージを持っているのはずるいですね。